知らず知らずのうちに私たちの日々の習慣が、歯茎の健康に影響を与え、歯周病を引き起こす可能性があります。喫煙から不規則な食生活、そして日常のストレスまで、歯周病になりやすい生活習慣は身近なところに潜んでいます。
歯周病に影響を与える生活習慣
◇不十分なお口のケア
毎日の歯磨きやフロッシングを怠ると、歯垢（プラーク）がたまります。
歯垢はバクテリアのかたまりで、放っておくと歯茎の炎症の原因になります。
ちゃんと磨かないと、硬い歯石に変わり、歯周病を進行させます。
◇喫煙
タバコは歯茎の血流を悪くします。
血流が悪いと、歯茎が病気と戦う力が弱まるので、非喫煙者に比べて歯周病になりやすいと言われています。
◇不健康な食生活
バランスの良い食事が大切です。特にビタミンCは歯茎の健康に重要です。
甘いものや酸っぱいものが多い食生活は、歯にも悪影響を与えます。
◇ストレス
ストレスは体全体に影響を及ぼし、免疫力を落とします。
免疫力が落ちると、体は歯茎の病気に立ち向かう力も弱まり、歯周病になるリスクも高くなります。
◇不規則な歯科検診
定期的なチェックで初期の問題を見つけることができます。定期検診やクリーニングを受けないことで、ばい菌が歯に溜まり、歯周病の原因となります。
歯医者では初期の歯周病を見つけ、治療を早期に始めることができるので定期的に検診を受けましょう。
◇糖尿病や他の全身疾患
糖尿病などの病気は、体全体の抵抗力を落とすことがあります。
これらの病気は歯茎の健康にも影響し、歯周病のリスクを高めます。
◇遺伝的要因
家族の中に歯周病の人が多い場合、リスクが高まるかもしれません。
◇年齢
年を取るにつれて、体の防御力が弱まり、歯茎の病気に抵抗しにくくなります。また、糖尿病や心臓病など他の健康問題が出やすくなり、これが歯茎の病気にも影響します。
◇過度のアルコール摂取
アルコールは口を乾燥させ、ばい菌が増えやすい環境を作ります。
乾燥した口は歯茎の病気のリスクを高めます。
◇口呼吸
特に夜間、口呼吸をしていると口が乾きます。
乾燥すると、歯茎を守る唾液が減少し、歯茎の病気になりやすくなります。
これらの習慣を改善することで、歯周病のリスクを減らし、健康な歯と歯茎を保つことができます。
毎日のケアと定期的な歯科検診が大切です。